第二巻の考察に続き、僕ヤバの第三巻の考察をしていきます。僕ヤバの三巻では、山田と市川の距離が大きく変わり、市川の考えにも変化が訪れてきます。
第三巻には、よく考えると不思議なところ、深い考察が必要そうなところが多くなっています。第一、二巻よりも面白い考察が出来るかなと!
僕ヤバを読んでいて、疑問に思っていたところが晴れるかもしれません‼
【僕ヤバ】第三巻の考察まとめ
僕ヤバ第三巻の考察をしていきます。物語の流れの中でも重要そうなところを中心に考察します。細かいところは、解説していません
考察していく内容は、この6つになります。ネタバレを含むものもありますので、まだ原作を読んでいない方は、読むのを控えた方が良いかもしれません。
考察① いつからジャージが入れ替わっていたことに気付いていたのか。
- 状況:市川は、自分のジャージと山田のジャージに入れ替わっていることに気が付く
- 話数:Karte33「僕らは入れ替わってる」
持久走の後、市川は、自分のジャージと山田のジャージが入れ替わっていることに気が付きます。一方、山田は、ジャージが入れ替わっていることに気付かなかったのか。昼休みに図書館で「ジャージ、入れ替わってたね」と言います。
いつから山田は、市川とジャージが入れ替わっていることに気付いていたのでしょうか。
山田は、昼食後、図書室で初めてジャージが入れ替わっていることに気付いています。まず市川が図書室に入った瞬間、山田はジャージをばっと腰の高さまで下げています。
そして市川がジャージを受け取ると、首元にご飯粒が付いていることに気付きます。(この時、山田はそっぽを向き、恥じらっています。)
これは市川が来る前、山田が市川のジャージの匂いを嗅いでいたからだと考察できます。ジャージの匂いを嗅いでいたから、首元にご飯粒が付いていたのでしょう。
だから山田は、恥ずかしかったのでしょう。ジャージの匂いを嗅ぐなら、いつでもできたのに図書室でやったということは、昼食後だと推測できます。
そのため山田は、昼食後に市川とジャージが入れ替わっていることに気付いたと思われます。
考察② 市川がテレビの山田を見て安心した理由
- 状況:コロ学という山田出演の番組を見て、市川は安心した。
- 話数:Karte34「僕は視聴した」
第34話で市川は、山田がテレビに出ていることに気付きます。その番組「コロ学」で山田は、ほとんどしゃべっていませんでした。しかし市川は、山田が全然話していないことに安堵しています。
市川は、なぜテレビの山田をみて安心したのでしょうか。
それは、山田が全然有名じゃなかったから、あるいは、人気がなかったからでしょう。山田が有名ではなかったため、自分から遠い存在ではないのだと知り、安心したのです。
市川の心の弱さが伺えます。しかし市川は、その弱さに自覚を持っています。だから成長できるのでしょう。
考察③ 山田が大きく照れてしまったわけ
- 状況:三者面談の後、市川が母親と話していると後ろから来た山田がめっちゃ照れている
- 話数:Karte36「僕は母親と似ていない」
第36話での三者面談の後、市川は、母親と一緒に話しているときです。後ろから山田が来たと思ったら、山田がめちゃめちゃ照れていて、ささっと帰ってしまいます。(ここの山田、マジで可愛かった…。)
なぜ山田は、ここまで照れしまったのでしょうか。
市川が間接的に褒めたからです。
市川の母は、「すっごく綺麗な子‼ … わかる?」と訊き、市川は「山田」と答えます。これってつまり、山田が綺麗って褒めているってことですよね。
クラスに綺麗な子なんて他にもいるはずなのに、市川は、山田と即答してます。綺麗な子=山田という方程式がないと成り立たない返事なわけです。
加えて市川は、母親が山田と一緒にいたことを知っていますが。山田は、市川の母と話したことを市川は知らないと思ってるのです。
ですので、山田は「市川が私のことを綺麗な子だと思っている!」と思い、照れたのでしょう。
考察④ どこまでが現実だったのか
- 状況:風を引いて寝込んだ市川の家に山田が来るが、気が付くと寝ていた。
- 話数:Karte39「僕は夢を見た」
第38話で市川は雨の中、山田の忘れ物を届けた代償で風を引きます。風を引いた市川の家に山田が来て、市川の家に上がります。そして市川の世話を少しします。
最後にハグみたいなことをして、意識が飛びます。市川は、そこで、疑問に思うわけです。どこまでが夢でどこまでが現実だったのか。
山田が家に来て、ハグみたいなことをして…服を着せて、布団をかぶせたところまでが現実です。
市川の意識が飛んだあと、市川はちゃんとパジャマを着て、布団を被っています。おねーさんが来たときには、布団を被っていたことから山田が着せたのだと思われます。
そのため現実だったのは、山田が市川に服を着せ、布団をかぶせたところまでです。もしかすると、おねーさんと同じように顔に手を添えてたかもですね。
考察⑤ セリフがもう言えない理由
- 状況:映画出演が決まった山田は、セリフの練習をする
- 話数:Karte40「僕は練習台になった」
第40話で山田は、映画出演が決定して、そのセリフの練習台を市川にお願いします。狭い部屋でセリフの練習をしようとするも山田は、「もう言えない」とセリフの練習を止めます。
なぜ、もうセリフが言えないのでしょうか。
なぜなら、市川がかっこよくなったからです。練習するセリフは、「マジキモイ」ですよね。市川が、もうキモくなくなったから言えなくなっちゃったんです。
市川が「観られる…よう善処する」というセリフがかっこよかったのでしょう。だからもう「マジキモイ」なんて言えなくなったのかなと。
考察⑥ なぜ市川は山田に利用されたと勘違いしたのか
- 状況:図書室に南条先輩が来ると、山田は強引に市川の顔を近づける。市川は、ナンパの牽制利用されたと勘違いする
- 話数:Karte42「僕は利用された」
第42話で図書室に市川と山田がいると、南条先輩がやってきますが。山田が市川の顔を引きつけます。南条先輩は、そのまま帰り、市川は、山田にしつこい男を牽制するために利用されたと勘違します。
市川が勘違いした理由は、勇気がないからです。失っても大丈夫だという勇気がないからです。
山田をどんどん好きなる。でも山田は、美人で女優で見ている世界が違う。だからいつか遠くへ行って、結ばれなくなるかもしれない。そうなるのが怖い。だから、嫌いになろうと思ったのです。
嫌いになれば、失っても悲しくならないから、悔しくないから。だから、市川は山田のことを分かっているのに勘違いをしたのです。
市川は、山田を失う恐怖に負けてしまっていたのです。
あと、山田が市川の顔を引きつけた理由を少し考察してみます。市川の顔を引きつけたのは、南条先輩を牽制するため、というのもありますが。それにしては山田が真剣な眼差しをしています。
これ、もしかすると山田は、市川への気持ちを確かめている。など他の理由があると考えます。(詳細は要望があれば)
僕ヤバ 第三巻を読む方法!
僕ヤバの第三巻を読むには、マンガクロスかピッコマというサイトを利用すれば読めます。しかしマンガクロスは、最初と最新話しか読めないです。
ピッコマでは、待てば無料ですが。1日1チャプターしか読み進められません。そのため読み終えるのに非常に時間が掛かります。
早く読みたい方は、原作を買う方が良いかもです。
この記事で、僕ヤバの原作をお得に買う方法も紹介しています。僕ヤバの原作を安く読めるかと思います。
まとめ
僕ヤバ第三の考察をしていきました。最後の考察に関しては、結構良い思考をしたのかなって個人的には思っていますが、皆さんはどうでしょう。
もしこうじゃないか?というのがあれば、Twitterか何かで教えてくださいな。
コメント