山田は、市川のことをどう思っているのでしょうか。明確な描写はありませんが、山田は市川のことを”すき”なのかもしれません。
というわけで僕ヤバの第一巻の考察に続き、第二巻の考察をしていきます。第二巻にも山田の不思議な言動や行動がたくさんあります。
これで山田と市川の心理や僕ヤバの面白さがもっと分かるようになると思います!
【僕ヤバ】第二巻の考察まとめ
早速、第二巻の考察をしていきます。状況と話数を説明して、考察内容を書いていきます。ネタバレを一部含むので、まだ原作を読んでいない方は、ページを閉じた方が良いかもしれません。
さて、考察する内容は、以下の6つになります。細かいところや感動的なシーンは、考察するのも野暮かなと思ってます。なので、22話の雨の日の下校とかは、考察してません。
考察① 変化を恐れるタイプとは、どういうことか
- 状況:下校中、市川は、偶然山田と出会い、二人乗りをする。そこで、パピコの2つの味のどちらが好みか聞かれる
- 話数:Karte16「僕は心の病」
市川は、山田への好意を自覚した帰り道。偶然、山田と出会い、自転車で二人乗りすることになります。そこで山田は、市川にパピコのコーヒー味とカルピス味のどちらが好みか、聞きます。
市川は、コーヒー味だと答えると山田は、「変化を恐れるタイプだ」と市川に言います。どういうことでしょうか。
これは、もちろん比喩です。コーヒー味は、安全で変わらない心。カルピス味は、挑戦する心を指していると思われます。おそらく、「変化を恐れるタイプ」とは挑戦を怖がるタイプという意味でしょう。
コーヒー味は、定番の味なので、確実においしいです。しかしパピコのカルピス味って何でしょうか。おいしいのでしょうか。ちょっと疑問ですよね。
つまりカルピス味を選ぶのは、ちょっとした挑戦なわけです。
しかし市川は、コーヒー味を選びました。だから山田は、市川に挑戦を怖がる、「変化を恐れるタイプ」と言ったのです。
考察② 山田がお菓子を持ってきていないという証明
- 状況:山田がお菓子を持ってきている容疑で職員室に呼ばれる。
- 話数:Karte20「僕は弁護した」
これは、考察ではなく解説です。山田は、お菓子を持ってきているという疑いで職員室に呼ばれ、市川は、先生の言葉に対し、山田を弁護します。
山田がお菓子を持ってきていない、ということを証明しようとするのです。
まず先生の言い分は、「私はゴミ箱に捨てないので違います」という発言からお菓子を持ってきていると、容疑をかけます。つまり、お菓子を持っている→捨てる、ゆえにお菓子を持っている、ということです。
次に市川の弁護です。先生は「”ゴミ箱”にお菓子を捨てたことをとがめている」。つまり、お菓子を捨てていることを怒っているのではなく、ゴミ箱に捨てたことを怒っている、という論点にすり替えたのです。
だから”ゴミ箱に捨ててない”と答えるのは、普通だと言ったのです。
しかし先生は、お菓子持ってきてないなら、「持ってきてない」と答えるのが普通だと反論します。
そこで市川は、山田は聞かれたことに対し、何も考えずに答えるタイプだと言い返します。「ゴミ箱に捨てた?」と聞かれ、「持ってきてない」と答えるのが普通ですが。「ゴミ箱に捨てた?」、「いや、捨ててない」と答えのが山田だということです。
要は、山田が脊髄反射で生きるアホだということです。この山田がアホだという絶大な信頼により、この場をしのぎました。
考察③ 神崎ではない人を選んだのは、誰か
- 状況:職業見学のグループ決めで、誰が良いのか、女子グループが決める
- 話数:Karte24「僕は選ばれない」
第24話の職業見学のグループ決めで、足立たちが山田のグループに入ろうとすると、拒否され、女子が男子を選ぶ、という流れになりました。
そこで、4名の女子のうち3名が神崎を選びます。残りの1人は、誰が誰を選んだのでしょうか。
分かっている方も多いでしょう。そうです、山田が市川を選んでいます。まず関根は、神崎と市川の二人の方が良いと発言しています。
加えて、協議中に女子陣が「えっー」と言い、山田は「けっこーふつーだよ」と言い返しています。これは、山田が市川が良いと発言してからかわれていると考察できます。
そのため山田が市川を選択したと考えることが出来ます。
考察④ 山田は、誰を待っていたのか
- 状況:校門前で市川に君オクを渡す。
- 話数:Karte28「僕は学校が楽しい」
第28話で山田は、校門前に立ち、市川が来ると駆け寄って「君オク」という漫画を渡します。そこで市川は、山田がずっと校門前で立っていたので誰かを待っていたと考えます。山田に「誰かを待っていたじゃないのか」と尋ねると、山田は要領をえない返事で「うん、そう」と答えます。
山田は、誰を待っていたのでしょうか。
もう分かりますね。そうです。市川です。倫ちゃんではありません。
実際山田は「誰か待ってたんだろ」と訊かれたとき、「いや…」と最初に否定しています。そして山田は、この時手を隠しています。これは、嘘をつくときの仕草として、よくある心理です。
したがって、山田は、市川を待っていたと考察されます。山田は、この一件でハッキリ言わなきゃ伝わらないと考え始めたかもですね。
考察⑤ 山田が「あっち行ってよ」と言った理由
- 状況:図書室で山田がお菓子を食べていると先生が来て、市川は山田のお菓子を隠す。
- 話数:Karte30「僕は溶かした」
最後に第30話の考察です。山田がいつも通りお菓子を食べていると、図書室の事務員さんみたいな人が来ます。そこで、市川は、山田のお菓子を隠そうとします。そこで、山田の手を握ります。
すると、山田は、頬を赤らめ、手を広げると、お菓子が溶けています。慌てて手を隠すと同時に市川に「あっち行ってよ」と言います。
なぜ、こんなことをしたのでしょうか。理由は、2つあります。溶けたお菓子を食べるため、そして同じ目線で市川の真剣な眼差しを見たからです。
1つ目の理由として、溶けたお菓子を食べるためだと推測されます。手に付いたお菓子をペロペロと食べるのは、行儀が悪いですし、人に見られるのが恥ずかしいでしょう。だからあっち行って、と市川に言ったのかなと思います。
次に本命の理由です。山田は、市川の真剣な眼差しを観て、照れた、好き、と自覚したからだと思われます。まず市川に手を握られたからではありません。山田は、もともとスキンシップが多いです。加えて照れる描写の前から市川は、山田の手を握っています。
そして何より、山田は、市川の顔を見てから大きく動揺しています。そのため山田は、市川の真剣な眼差しを同じ高さで見たから動揺したのでしょう。
さらに山田は、もともと緊張すると手汗が出るタイプです。市川の眼差しをみて、緊張、高揚、照れ、などの感情が沸き起こり、その結果が手の中にあるお菓子になっています。
自分の感情を隠そう、悟られたくない、だから市川に自分の方を見られたくなかったのでしょう。だから「あっち行ってよ」と言ったのでしょう。
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まとめ
第二巻の考察をしていきました。第一巻とは異なり、山田があからさまに市川のことを”気に入っている”ということが分かりますね。
ここも考察して欲しい!、というのがあったらTwitterか何かで教えてくださいな~
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