僕ヤバ第7巻では、伝わらない想い。伝えたい想い。すれ違いと勇気。色々な感情が交差する回であり、関係が変化する巻でもあります。
ここでは、僕の心のヤバいやつの第7巻の考察を解説していきます。第7巻には、隠された想いがたくさんあります。
市川と山田は、これからたくさん成長し、変化していくでしょう。
【解説】僕ヤバ第7巻の考察まとめ
僕の心のヤバいやつ第7巻の考察は、この5か所になります。恐らく、多くの方が気になる内容だったのではないでしょうか。
市川と山田の距離は、少しずつ、変化していき、前進しています。
①市川がカラオケについて行ったわけ
- 状況:卒業式のあと、山田も同行するバスケ部の打ち上げに市川もついて行く
- 話数:Karte86「僕はキモイ」
卒業式後のバスケ部の打ち上げでカラオケに行くことになった山田。市川は、男バスの部員がいることからカラオケまでついて行ってしまいます。
市川は、なぜ山田を追いかけたのか。理由は、心配と支配欲になります。
市川は、他の男子と山田が一緒に楽しむことを嫌がり、カラオケについて行ったのです。そして山田が男バスと変なことになっていないのか、心配で様子を見たのでしょう。
市川は、ホワイトデーの際に「山田は、俺のだ」と発言していることから、支配欲が高いことが伺えます。そして他の男子がいることを知り、ついて行ったことから自分のものという支配欲が主な要因でしょう。
市川自身も感じていますが、確かにちょっとキモイかもですね(笑)。ただ割と男子にありがちな行為だなと共感しました。
山田の様子が変だった
Karte86では、山田の行動がいつもよりそっけない印象です。これは作にある通り、山田が「好きな人がいる」と自覚をしたことで、より一層気持ちが強くなったのです。
そのため市川を見ると、緊張してしまったのです。なんかもう、可愛いよね。以上です。
②ありのままでいい、は押し付けである理由
- 状況:スイパラ中に市川は、神崎の言葉を否定する
- 話数:Karte88「僕は何を言っているのか」
ホワイトデーのお返しで、神崎×原と市川×山田のダブルデートの時です。4人は、スイパラで食事をしますが、神崎は原さんに「もっと食べて、ありのままで良い!」と言いますが。市川は、その言葉を否定します。「ありのままでいいなんて、本人が思っていなきゃ単なる押し付け」だと。
市川は、変りたくて、努力し、成長してきました。だから、今までと同じで良いなんて、思えなかったのです。その本人が「ありのままでいい」と考えなければ、それは、他者の願望です。
変化することを重要だと考えている、市川らしい意見だと思います。市川、本当に成長したなと感じる今日この頃。
③可愛いと言われた涙の意味
- 状況:ダブルデートの後、市川は山田にバレンタインのお返しを渡す
- 話数:Karte89「僕は溢れ出る」
ダブルデートの後、市川と山田は帰路に付き、市川は、勇気を振り絞って山田にバレンタインのお返しである「マフィンとネックレス」を渡します。
アクセサリーを付けた山田に市川は、「死ぬほど可愛い」と激褒め。山田は、思わず涙を流します。
これは、当然嬉し涙です。今まで山田は、市川に可愛いと言ってもらいたくて、たくさん努力してきたのです。しかし可愛いと言われなくて、二人の関係は、進まない。
そこで、市川に「死ぬほど可愛い」と言われたのです。嬉しくないわけがありません。山田は、嬉しくて思わず涙が出たのでしょう。
今まで山田が涙を流すことは、ありましたが。どの涙も不安や悲しさ、などネガティブなものでした。ここで、うれし涙になったのは、二人の関係が大きく進んだことを示していると考えられますね。
市川の勇気
女の子に渡すプレゼントで、ネックレスなどを渡すのは、本当にハードルが高いです。もし使われなかったどうしよう、好みに合わなかったら、そんな不安を戦うのです。
加えて、市川は、神崎と自分を比べ劣等感を抱いています。
それでも、山田が頑張っているの思い出し、自己保身に走るのをやめ、勇気を出したのです。他のラブコメにはない、リアルな感情の戦いが描かれている、名シーンです。
④あのパンツは、誰のものだったのか。
- 状況:市川の誕生日の日に、山田は市川の家に泊まることになる
- 話数:Karte94「僕らは夜更した」
市川の誕生日に山田は、市川の家でお泊りすることになります。山田のお風呂の後、市川がお風呂に入ります。そこで、洗濯場に一枚のパンツが。
市川は、おねぇさんのものだと考えていました。そして寝る前に市川は、考えます。洗濯機は、周っていた。使用されていないパンツ。もしかしてノーパンだった…?と。
しかし次の日、山田は、パンツを洗って返すと言います。
つまりちゃんとパンツを履いていたのです。
ただこので1つ疑問が。市川がお姉さんのものだと思っていたパンツは、誰のものか。
これは、山田の…。
これ以上の言葉はいりませんね。そうです。山田のパンツです。
⑤”頑張れ”じゃなくて”大丈夫”
- 状況:山田の映画の撮影前、緊張している山田に市川は、「大丈夫」と連絡する
- 話数:Karte96「僕は後ろめたい」
山田が出演する映画の撮影前に、市川は、山田に”頑張れ”ではなく”大丈夫”とラインに返信します。ここで市川は、なぜ山田に頑張れではなく、大丈夫と返信したのでしょうか。
これは、自分を信じろって伝えたかったからです。市川の卒業式の送辞の際、山田は市川に「大丈夫」と言葉をかけます。そこで市川は、自分を信じて、送辞を成功させます。
頑張れは、”まだ努力出来る”という印象を受けますが、大丈夫は、”安心して、君は出来る”と相手の努力を信じる印象を受けます。
だから、市川も自分の送辞の時のように、山田を応援したのです。大丈夫、君なら出来ると。自分を信じてと伝えたのです。
これからは、頑張れではなく、大丈夫と言って応援していきたいですね。
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まとめ
第7巻では、市川と山田の関係、ほぼ付き合っているという状況から前進した回です。成長した市川は、勇気を振り絞り、ホワイトデーのお返しを渡したのです。マジかっけぇ。
遂に最新巻まで考察が追い付きましたね。僕ヤバ第8巻が発売されるのは、3月8日ですので、また考察しようかなと思います。
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