市川の送辞の意味。僕ヤバ第6巻の考察まとめ

僕の心のヤバいやつ
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どんどん市川と山田の距離は、縮まっていきます。その中で市川は、成長していき、変ろうとしています。第6巻でも市川は、尊敬する山田に劣らないよう、行動します。

ということで、僕の心のヤバいやつ第6巻の考察を解説していきます。第6巻は、市川が最高にカッコいいところです!

バレンタインの日、市川の送辞の意味など僕ヤバファンなら知っておきたい情報ばかりです!

【僕ヤバ】第六巻の考察まとめ 解説

僕ヤバ第六巻の考察するところは、この6つになります。少し多めですが、どの内容も奥の深いものになっています。特に最後の”送辞”の考察は、是非読んでみて欲しいです。

市川の成長と辛さの正体に気付くことができます!

第六巻の考察まとめ
  • バレンタインの山田の不可解な行動の理由
  • 映画館で山田が席を交換したわけ
  • 山田の仕事を見学した市川の心理
  • 成績は、ただの過程。どう活かすのかとは、どういう意味か。
  • 市川の送辞の言葉の意味

① バレンタインの山田の不可解な行動の理由

  • 状況:バレンタインの日、山田はチロルチョコ将棋など不可解な行動をとる
  • 話数:Karte72「僕はチョコをもらった」

関根が市川にあげたチョコを山田が奪ったり、チロルチョコ将棋したり、夜に市川を呼び出したり、不可思議な行動が多い山田。

一言でいえば、自分の想いを市川に伝えたい。でもその想いが空回りしているのです

バレンタインの日、山田は、図書館で市川とチロルチョコ将棋をします。このチロルチョコ将棋で、「その手があったか」と山田は言い、市川も真似するように言います。

この「その手があったか」というのは、暗にバレンタインのチョコを市川に渡す方法、手段を指しています。チロルチョコ将棋という建前で市川にチョコをあげ、それがバレンタインのチョコだと市川に気付いて欲しい。だから山田は、「その手があったか」と市川に言って欲しかったのです。

また市川がコンビニの前で山田と話してるとき、市川が「言われないと分からんないかもな」と発言します。これ市川は、山田にはっきり「本命のチョコ」だと言って欲しかったのです。要は、告らせたかったわけです。

最後に山田は、夜に市川を呼び出し、チョコをあげます。「勘違いしてもいいよ」と言いながら。これは、もちろん、「本命だと勘違いしてもいいよ」という意味になります。つまり山田は、好きと遠回しに言っているのです。

しかし山田は、上手く伝わらなくて、上手く言えなくて、悲しくて、また涙を流します。これは、好きな人を想う涙です。だから山田は、もう一度、市川に心を温めて欲しくて、ハグを求めたのです。

  • 山田は、バレンタインの日不可解な行動が多かった
    • 市川への想いが空回りしている。想いを上手く伝えられない

② 映画館で山田が席を交換したわけ

  • 状況:映画館で山田は、なぜか席を交換する
  • 話数:Karte78 「僕は知りたい」

映画館で山田は、市川の隣に座りますが、なぜか席を交換します。そのまま座ってもいいはずなのに、席を交換したのです。この理由は、簡単です。

市川の瞳を見たかったからです。市川が山田の仕事現場を見学した時、山田のマネージャーさんが市川の瞳をのぞき込み、綺麗だと褒めています。しかし山田は、マネージャーさんを制止します。

これは、山田がマネージャーさんに「市川の瞳が綺麗」だと話していたのでしょう。

だから山田は、映画館で市川の魅力である瞳を見たくて、席を交換したのです。

  • 映画館で山田は、なぜか席を交換する
    • 山田は、市川の瞳が綺麗だと思っている
    • 山田は、市川の瞳が見える位置に座りたかった

③ 山田の仕事を見学した市川の心理

  • 状況:市川は山田の仕事現場を見学するが、現場から離れてしまう。
  • 話数:Karte80「僕はおままごと」

市川は、山田の仕事現場に行く。しかし市川は、仕事現場から離れてしまいます。

この理由は、市川の大きな劣等感。マネージャーさんの言った通りです。市川は、自分の服装、差し入れと山田の周りの服装、差し入れを比較し、劣等感を抱いたのです。

その劣等感でいたたまれなくなり、市川は、仕事現場から離れてしまったのです。今までのことが全部、おままごと。要は、自分はまだやっていることが幼いと思ったのです。

仕事現場から離れた市川の元に山田が来ます。市川は、山田が普通の学生であることを想像しますが。山田が普通の学生でないから尊敬出来て、好きになった。だから山田の邪魔をしたくないと考え、仕事現場に戻るのです。

ここで市川は、山田は大人のように仕事で自分は、やっていることが子供。それが辛さの原因だと気づくのです。

  • 市川は山田の仕事現場を見学するが、現場から離れてしまう。
    • 自分の服装、差し入れを他者と比較し、劣等感を抱いたから
    • 山田は、大人っぽいのに自分は、子供っぽい。だから市川は、辛いと感じる。

山田が市川に仕事現場に誘ったわけ

市川のお姉さんがバイトしている姿を「新鮮だ」と市川は褒めます。そこで、山田も市川に見てもらいたくて、仕事現場の見学に誘ったのです。

また山田は、仕事現場にいるとき、マネージャーさんに「なんか今日かわいいね」と言われます。これは、仕事現場に市川が来るからいつもより張り切っているからでしょう。

山田、可愛い~。以上です。

④ 成績は、ただの過程。どう活かすのかとは、どういう意味か。

  • 状況:送辞の練習中、山田になぜ学年2位を自慢しないのか聞かれた。市川は、答える。
  • 話数:Karte82「僕はリハーサル中」

卒業生への送辞を山田と練習しているとき、山田は、なぜ学年2位であることを隠しているのか聞きます。そこで市川は、「学校の成績なんて所詮過程でしかない。要はそれをどう活かすかだ。」と答えます。

これの意味するところは、学んだことをどう使うかということです。例えば、歴史で学んだ人類の失敗から、次は失敗しないように行動するなど。

もっと言えば、学校という過程を踏み、どんな仕事をしたいか。どんな人間になりたいのか、ということです。市川は、仕事をしている山田に追いつきたくて、勉強を頑張ったのでしょう。山田と並んでも恥ずかしくない人間になるために。

だから送辞を引き受けたのでしょう。

  • 成績は、ただの過程。どう活かすのかとは、どういう意味か。
    • 学んだことをどう使うのか。最終的にどんな仕事をしたいか。どんな人になりたいのか。
    • 市川は、山田と肩を並べられる存在になりたい。だから送辞を引き受けた。

⑤ イマジナリー京太郎の言葉の意味

  • 状況:市川は、送辞の原稿を忘れた。送辞をする直前、イマジナリー京太郎は語り掛ける。
  • 話数:Karte85「僕は大丈夫」

市川は、卒業生の送辞の日、送辞の原稿を忘れます。しかしそこでイマジナリー京太郎が「お前のことが一番好きなのは俺だぞ」と市川を激励します。

イマジナリー京太郎は、京太郎の理想の自分。要は、イマジナリー京太郎は自分自身。
そのため「お前のことが一番好きなのは俺だぞ」という言葉は、自分が自分のことを一番好きだという意味になります。

意訳すれば、自分の劣等感を向き合え、逃げるな。という意味です。だから「俺から目を逸らすな」とイマジナリー京太郎は言ったのです。

市川は、普段から劣等感を持っています。自分は、ショボい。まだ子供だと。実際、山田の仕事見学で劣等感から逃げ出してしまうこともありました。

しかし自分と向き合え、逃げるなと市川の送辞を応援しているのです。自分を変えるのは、自分しかいないんだ、と太鼓判を押しているのです。

この言葉は、市川の送辞の言葉にも繋がります。

  • イマジナリー京太郎の言葉の意味
    • 自分が自分のことを一番好きだという意味。
    • 市川の持つ劣等感、自分自身と向き合えということ。

⑥ 市川の送辞の意味

  • 状況:市川は、送辞の原稿を忘れたが。送辞を自分の言葉で行う。
  • 話数:Karte85「僕は大丈夫」

市川は、原稿なしで自分の言葉を使い、送辞を行います。その送辞の意味を書いていきます。

市川は、卒業生から学んだことなんてありません。しかし山田と離れてしまうかもしれないとき、自分が動かなければいけない。結局、自分が動かなければ、何も変わらないということ言っているのです。

それは、簡単だけど、自分が行動するのは勇気がいる。告白なんかもそうですよね。自分で動かないといけないけど、怖いと思います。

でも、山田という勇気をくれる人に出会った。だから大丈夫。勇気をくれる人がいるから。勇気をもらって、実際に行動した経験があるから。だから、挑戦を続け、変り、成長する自分を好きになって。と自分の過去を織り交ぜて、送辞を行いました。

簡単に言えば、山田という光に出会い、自分を変られる、自分で行動できるようになったということです。

  • 市川の送辞の意味
    • 市川の過去の経験を織り交ぜて話している。
    • 山田という光に出会い、自分から動く、変る恐怖に打ち勝て!という意味

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まとめ

第六巻は、市川の送辞の話でした。市川の勇気、変ろうと、山田と一緒にいられるように努力し、恐怖と戦う市川。マジでカッコいいです。

たとえどんくさくても、一生懸命戦う姿は、輝いてみえます。
第七巻でも市川は、成長していきます。是非、原作を読み返し、楽しんで欲しいです。

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