千歳くんはラムネ瓶のなかって面白いのか。 各サイトでの評価を徹底調査‼

ラブコメ
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2021年、2022年「このライトノベルがすごい!」第一位。2023年では第2位。未アニメ化作品として初の殿堂入りを果たした名作「千歳くんはラムネ瓶のなか」

千歳くんはラムネ瓶のなかと同様に、ガガガ文庫が出版している「俺ガイル」が大好きであった私は、少し興味を持ちました。

ここでは「千歳くんはラムネ瓶のなか」が本当に面白いのか各書籍サイトでの評価を調査してみました!

殿堂入り作品としての威厳は、保てるのか!

千歳くんはラムネ瓶のなか 基本情報

基本情報
名前千歳くんはラムネ瓶のなか(ちとせくんはらむねびんのなか)
作者裕夢
出版社小学館
イラストraemz
レーベルガガガ文庫

千歳くんはラムネ瓶のなかの略称は、「チラムネ」です。個人的には「ちくびのなか」とか「ちとなか」でもいいじゃね?って思います。

ちなみに「千歳くんはラムネ瓶のなか」は作者の「裕夢」さんのデビュー作です。デビュー作が第13回『小学館ライトノベル大賞』の優秀賞受賞作で、殿堂入り作品です(笑)

なんかガガガ文庫って電撃文庫とかと違って、超名作、少数精鋭感あるよね。

あらすじ

主人公は超絶リア充!!
陰でヤリチン糞野郎と叩かれながらも学内トップカーストに君臨する千歳朔。
同じリア充の仲間達と楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、
とある引きこもり生徒の更生を頼まれて……。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?
新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!

千歳くんはラムネ瓶のなか | マンガUP! |

千歳くんはラムネ瓶のなか 各サイトの評価

千歳くんはラムネ瓶のなかの評価を各サイトで調査してみました。私は、もう少し評価が高いと思っていたのですが。やはり賛否両論のある作品なのかもしれません。

Amazonとhontoに関しては、第1巻のみの評価になります。

Amazon 5.0 (390)
e-bookjapan 4.7 (97)
BookLive 4.8 (52)
honto 4.2 (23)
コミックシーモア 4.7 (6)
総評 4.5

総評4.5は、非常に高いと思います。しかしながら、「このラノ」で1位を2連続している割には低い感じがします。また書籍サイトの評価投稿数もめっちゃ多いというわけではありません。

チラムネは、まだ発展途上の作品なのかもしれませんね。あるいは、未アニメ化作品で知名度があまりない、という可能性もあります。

さて次は、実際にあった口コミを紹介していきます。

良い口コミ

チラムネに関する良い口コミを紹介していきます。多くの読者が作者の文章力に感嘆しているようです。

文章力が高いのにラノベのポイントをおさえた傑作。
文学よりになりそうなのに、中身はラノベ。

Amazon.co.jp: 千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫) eBook : 裕夢, raemz: 本

主人公の人生論、美学てきなものに好感を持てたり、驚き、新しい発見があったりして、とてもよかった。ライトノベルというより、小説に近い感じでとても好き。

【最新刊】千歳くんはラムネ瓶のなか 7 (ガガガ文庫) – 裕夢 – ラノベ(ライトノベル)

最初読んだ時にうわー、ハーレム的展開かーと思ったら違った。純粋な人たちだらけだった。ヒロインたちもそれぞれ個性あって優しくて可愛い。

千歳くんはラムネ瓶のなか:小説・実用書:感想・レビュー|【コミックシーモア】

悪い口コミ

チラムネは、高評価の多い作品です。しかしながら、批判される部分もあります。

人気な理由がよくわからない。わざわざ☆1つけに来るほどつまらなかった。登場人物が生きてないように思える。情報があるだけ?って感じです。作者の思い描いた最高のリア充ってのがこちらに伝わってくるがいちいち寒い
ノリが挟まって読むのも苦痛でした。

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

キャラクターの設定もストーリーの展開も低レベルだと思う。なぜこんな作品が人気なのか分からない。こんな作品で満足できる読者が多いなら、俺もライトノベル書いて金儲けしようかと本気で考えた。

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

悪くはないしこれがデビュー作だということを考えれば立派なものだとは思うのだが、手放しで称賛できるほどのものでもないという印象。
特にギャグ的な会話文がいまいち面白くないのが残念。

【感想・ネタバレ】千歳くんはラムネ瓶のなかのレビュー 電子書籍ストア ブックライブ

千歳くんはラムネ瓶のなか 読んでみた感想

続いて、私が実際に「千歳くんはラムネ瓶のなか」を読んでみて思ったことを書いていきます。千歳くんはラムネ瓶のなかは、普通のラブコメとは違いました!

主に感じた感想は、この4つになります。

読んでみた感想
  • 作者の文章力が高すぎる!
  • リア充のクセが強い
  • ストーリーの大筋が見えない
  • 主人公がカッコいい!

感想① 作者の文章力が高すぎる!

口コミにもあるように作者の文章力がめちゃめちゃ高いです。なんで、そんな表現できるのか、と疑問を持てるほどです。

たとえば第2巻に印象的な場面です。

「ーちゅぷり。ふありと軽く、ぷっくりとした生々しい感触が左頬に触れる。」

脳内で光景だけでなく、音や感触まで読者に伝わるような文章です。作者の裕夢さんは、不思議な擬音語を効果的に使って、状況を読者に伝えるのです。表現が豊かで、美しく、ハッキリとした光景が脳裏に浮かんできます。

感想② リア充のクセが強い

ちょっと裕夢さんのリア充へのイメージが出過ぎてる気がします。というか、スクールカーストを意識しているところが、微妙だなと思いました。

スクールカーストとか、自意識の中にしかないものですし、当人は基本的に気にしてないです。

またリア充っぽさは、あるのですが。誇張し過ぎて、現実味を失っています。お話の中の人物なんだと線を引いてしまいます。

感想③ ストーリーの大筋が見えない

他の物語との異なり、全体でどういう流れになるのか分かりませんでした。1巻、2巻で別々のストーリーになっている感じがあります。時間の流れとか、そういうものが分かりません。

たとえば、五等分の花嫁であれば、「5人を卒業させる」という目的がはっきりしています。また夏休み、冬休みなど時間軸がハッキリしています。そのためストーリーの流れを追いやすいです。

しかしチラムネは、何が目的で、今どうなってるのか、ラブコメなのか、色々疑問を持ちます。

感想④ 主人公がカッコいい!

もう、ここですね。主人公の千歳朔がカッコいいんです!男らしくて、色気があって仲間想いで、思考が深い。顔がイケメンはいますが、性格がここまでイケメンなのは、中々いないです。

なのに、「ヤリチン糞野郎」(笑)。そりゃ、「おっぱいぷにぷに」とか言ってたらそうなるわな(笑)。

ただ実際、「おっぱいぷにぷに」みたいなことを堂々と言う人は、女子からキモイって思われるみたいです。私の同級生の女子が言ってました。やはり内輪ノリみたいなものなんでしょうね。

個人的には千歳朔のエロいところも含めて好感持てます!

他のラブコメと千歳くんはラムネ瓶のなかは、ここが違う!

さて、お次は、他のラブコメとチラムネの違いを3つほどピックアップして解説していきます。チラムネは、他のラブコメと一味違います。

他のラブコメとの違い
  • ただのハーレムじゃない!
  • キャラの葛藤や考えがしっかりある!
  • 恋の正体に注目している

違い① ただのハーレムじゃない!

主人公の周りには超絶美女が集まっています。そして基本的に主人公に好意的です。しかし単にハーレムってわけではありません。

友達と一緒にいるみたいな感覚に近いです。仲が良いから女友達として近くにいるイメージです。しかし友達としてだけではなく、しっかり異性として見ている感じもあります。

美女全員が主人公に恋をしている、という今までの王道ラブコメとは異なります

違い② キャラの葛藤や考えがしっかりある!

なぜ恋をしたのか。どうして、助けたのか。多くのラブコメは、”なぜ”という疑問がそのまま放置されています。一言で言えば、行動原理がハッキリしていないのです。

しかしチラムネでは、このような行動や考えに関する疑問がしっかりとあります。つまりキャラクター一人一人の葛藤や考えがハッキリしているのです。曖昧にして誤魔化していません。

誰かの人生、誰かの脳を覗いているイメージです。ですので、登場キャラが一人の人として認識できます。

違い③ 恋の正体に注目している

「好き」って何でしょう。可愛いから好きとか色々あると思います。多くのラブコメは、どうやって恋が成熟するのか、という恋の過程に焦点を当てています。

しかしチラムネでは、恋の根本。なぜ好きなのか、好きって何なのかを考えています。恋の一番大事な部分を描いているのです。

恋って何なのか、というラブコメの根幹に注目しているのです。

私も恋とか好きとかよく分からなくなっているので、とても共感できます。

千歳くんはラムネ瓶のなかの魅力!

ここまで書いてきた評価や感想をもとに「千歳くんはラムネ瓶のなか」の魅力について書いていきます。チラムネの魅力を4つにまとめて、解説します!

チラムネの魅力
  • 作者の文章!
  • 個性的なキャラクター!
  • 謎めいたラブコメ
  • 先の見えない物語!

魅力① 作者の文章!

口コミや感想にもあるように作者の文章に大きな魅力があります。他の文章とは、異なる表現、書き方がとても素敵で新鮮です。

ラノベなのに小説のような文章で、読者を物語の世界に引き込みます!

魅力② 個性的なキャラクター!

チラムネには、男子も女子もとても個性的です。考え方や行動のクセがあり、意外性があります。例えるなら、子供を見ている親の気分でしょうか。

主人公を含め、設定がしっかりしたキャラクターが物語を動かしていきます。そして嫌いになれない魅力が各キャラにあります。

魅力③ 謎めいたラブコメ

そもそもこれは、ラブコメなのか。恋をするのか、誰かが結ばれるのか、という謎があります。とても不思議な物語で、読者を引き寄せます。

ただのラブコメではない、というストーリーに大きな魅力を感じるでしょう。

魅力④ 先の見えない物語!

ラブコメって割とオチが分かり易かったり、ストーリーの流れが何となく分ってしまうようなことがあると思います。たとえば、「僕ヤバ」なら山田と市川が良い感じになる、みたいなイメージです。

しかしチラムネは、そもそも恋をするのか、という予測できないものになっています。これ、どうなるんだろう、というワクワク感があります。

先が読めないので、物語を観ていて退屈しません!

千歳くんはラムネ瓶のなか お得に読むには。

最後に「千歳くんはラムネ瓶のなか」を読みたくなった方へ。チラムネをお得に読む方法を紹介します。

原作を無料で読む方法は、ピッコマです。またお得に買うには、e-boookjapanやBookLiveを駆使して購入することです。

まとめ

「千歳くんはラムネ瓶のなか」の評価や感想について書いていきました。ここまで、魅力的な作品だとは思いませんでしたね。他のラブコメとも大きく異なり、新鮮味があります。

やはり王道じゃないラブコメっていいですよね!

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