元々なろう系で描かれていた短編作品である「氷室君とアーリャさん」。その人気から長編作品として「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」(ロシデレ)というライトのベルが生まれました。
そして漫画化、アニメ化と順調にファンを獲得しています。ここでは、これから「ロシデレ」を読もうとしている方へ。なろう系、ライトノベル、漫画版の違いについて解説していきます!
ロシデレは、ライトノベルで読むのが一番いい!
【ロシデレ】ラノベ・漫画版の基本情報
ロシデレのラノベ、漫画版の基本情報をまとめます。どちらの作品も内容は、ほぼ同じになっています。ただラノベの内容を元に漫画版が描かれているため、若干異なる点はあります。
またなろう系に投稿されていた作品とラノベの内容は、大きく異なります。詳しくは、「なろう系とラノベの違い」のところでお話します。
基本情報 | ラノベ | 漫画版 |
---|---|---|
著者 | 燦々SUN | 燦々SUN(原作)、ももこ(キャラクター原案) |
イラスト | ももこ | 手名町紗帆(作画) |
出版社 | KADOKAWA | 講談社 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | 講談社コミックス |
ロシデレのラノベと漫画版の4つの違い
早速、ロシデレのライトノベルと漫画版の違いを詳しく説明していきます。ラノベと漫画では、大きく4つ、異なる点があります。
- 漫画版では、主人公が照れている。
- 原作の方が作画がシュっとしている。
- 漫画版では、一部表現、文章を改変、省略している。
- 漫画版だと王道ラブコメ感が…
①漫画版では、主人公が照れている。
ラノベの方では、主人公(政近)がアーリャのロシア語のデレに対して、冷静に対処している風に見えます。しかし漫画版では、明らかに政近が照れています。頬を赤らめ、顔を逸らしています。
漫画版では、主人公が照れており、ラノベでは主人公が冷静、という表現の違いがあります。個人的にラノベの表現の方が、王道のラブコメとは違う雰囲気で好きです。
②原作の方が作画がシュっとしている。
ラノベの作画は、幻想的、ジャングルにある泉のほとりのような神秘さがあります。一方で漫画版のイラストは、少しポップな雰囲気があります。
ラノベは、政近とアーリャの青春の1ページ感があり、漫画版は、コミカルな印象を受けます。
当然ですが、ラノベの作画の方がイラストの完成度が全体的に高いです。
③漫画版では、一部表現、文章を改変、省略している。
漫画版は、ラノベの物語を元に描かれています。そのため一部省略されたり、漫画を描いている作者独自の解釈が入ることがあります。
例えば、序盤、有希、アーリャ、政近で昼食を食べているとき、アーリャが「友達になっても、楽しくないと思うわ」というセリフがあるのですが。ラノベでは、有希が「友達になること自体は、嫌じゃないということですよね?」と言いますが、漫画版だと政近が似たようなセリフを言います。
このようラノベと漫画版では、若干異なる部分がいくつか存在します。
またラノベでは【ここにロシア語の翻訳】、こんな感じでロシア語を翻訳した表現が入ります。一方で漫画版では、キリル文字と一緒に表現されています。
④漫画版だと王道ラブコメ感が…
漫画版では、ポップなイラストに主人公が照れているので、王道ラブコメ感があります。例えるなら、からかい上手の高木さん的な感じです。
ロシデレの良さは、普通のラブコメとは違う雰囲気になると考えているため、ちょっと漫画版だといつものラブコメになっている印象を受けます。
ラノベの文章での表現の方が、一味違うラブコメになっているかなと。
【ロシデレ】なろう系とラノベの違い
次は、ロシデレの原作、なろう系の短編作品とラノベの違いを解説していきます。
簡単に言えば、なろう系があらすじとネタバレを描いており、ラノベがなろう系の短編集の続編を書いているイメージです。
なろう系の方は、完結しており物語の内容は、ラノベのものと大きく異なります。
ラノベの方がより詳しく、長く、ロシデレという物語をつづっています。ただなろう系の「ロシデレ」は、今すぐ無料で読めるので、読んでみると良いかもです!
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
ラノベと漫画版、どちらの評価が高い?
ロシデレのラノベ、漫画版の評価をまとめると、以下のようになります。
電書籍サービス | ラノベ | 原作 |
---|---|---|
e-bookjapan | 4.4(177) | 4.8(21) |
BookLive | 4.7(67) | 4.5(8) |
コミックシーモア | 4.6(5) | レビューなし |
総評 | 4.45(249) | 4.7(29) |
総評だけをみれば、漫画版の方が高評価になっています。しかしロシデレのラノベを知って、漫画も買う方が多いです。そのためロシデレがもともと好きで漫画版も買うと思われます。したがって、漫画版の評価が高いのは、当然かもしれません。
つまりロシデレが好きな人が漫画版も買うので、高評価になりやすいのでしょう。
ただ漫画の方が、単純に良い可能性もあります。ただ、うーん、個人的にはラノベの方が良い…。
【ロシデレ】ラノベの3つの見どころ!
ラノベ版のロシデレの見どころを紹介していきます。漫画版にはない魅力が、ラノベにはあります。そして何度でも言います。ロシデレは、ラノベの方が良い!
①省略のない会話と演出
ラノベは、「ロシデレ」のいわゆる原作です。そのため表現、文章に省略がありません。オリジナルロシデレを読むことが出来るのです。
また文章でイメージ、想像を膨らませることもできます。さらに読書というインテリ感を出すことも可能です。ラノベは、文章が主体なので、読解力にも貢献するでしょう。
文章にしかない表現、ラノベにしかない二人の会話。ロシデレが好きであれば、ラノベの方が良いでしょう。
②イラストが儚く、端麗
ラノベの押絵、イラストがめちゃめちゃ綺麗です。ちょっと1回見てみて欲しいです。
→「ロシデレ」スニーカー文庫公式サイト
ヤバくないですか⁉触ったらそのまま消えてしまいそうなもろさ、それでいて存在感を出す力強さ。ああそうか、アーリャが神だったのか。
文章中に出てくる押絵もとても素敵なので、是非刮目してみて下さい!
③政近がクール
ラノベだとアーリャは相変わらずデレるのですが、政近がめっちゃ冷静。アーリャがデレているのに政近は、照れている様子を微塵も見せません。
王道ラブコメだと、女子がアピールしたら照れを見せるところを、政近はサバンナのライオンのごとく平然としています。デレるアーリャと対照的な政近にも注目です!
【ロシデレ】漫画版の3つの見どころ!
続いて、漫画版のロシデレの見どころについて書いていきます。漫画版にも、漫画にしかない素敵なところがあります。人によっては、漫画版の方が良いのかもです。
①イラストで可愛く表現
漫画の魅力は、やはり絵にあるでしょう。ラノベだと文章ですが、漫画は全て絵で表現します。そのためアーリャの可愛い姿も、バレバレなデレもイラストで理解することが出来ます!
文章では、頭の中で想像しますが。漫画版だとロシデレの世界を映像で捉えられるのです。これは、漫画にしかできない大きなメリットでしょう。
②キリル文字で表記されている‼
ラノベのレビューでキリル文字がない!と、ロシデレを酷評している方がいました。要は、ロシア要素どこ行った?って感じだったのです。
しかし!漫画版だとアーリャのデレがキリル文字と一緒に表記されているのです!ロシア要素復活!
ラノベでは、分からなかったキリル文字を漫画版では確認できるのです!
③作者独自の解釈!
ラノベの作者と漫画を描いている方は、異なります。そのため漫画を描いている方は、ラノベを読み、漫画を描きます。要は、読者として漫画を描いているわけです。
また文章を絵におこすため、状況や心情を漫画家さんが自分で考えます。つまり漫画家さん独自の解釈でロシデレが描かれるのです。
自分とは、異なる視点で「ロシデレ」を読めるところもまた見どころの1つでしょう。
ラノベと漫画どちらを読むべきか。
ここまでロシデレのラノベと漫画版の違い、見どころを説明していきましたが。結局どちらの方が良いのでしょうか。
結論から言えば、ラノベがおすすめです。ただもちろん人によります。というわけで、どちらが良いのか簡単にまとめてみました。
ラノベは、原作なのでストーリーの進行が漫画と比べて早いです。加えて王道ラブコメとは、異なる印象を受けます。そのためストーリーを早く知りたい方や、王道ラブコメとは違う作品を読みたい方におすすめです。
そしてラノベが原作ですので、ロシデレが好きな方は是非ラノベから読んでみて欲しいなと思います。
一方で漫画版では、キリル文字や絵での表現、という大きなメリットがあります。もしロシデレにロシア要素を求めていた方は、漫画版の方が良いでしょう。
加えて、漫画版はほぼ全話無料で読むことが出来ます。お金がない方は、漫画版が良いでしょう。
ロシデレを無料で読む方法
ロシデレは、なろう系であれば、なろう系のサイトで読めます。そして漫画版は、「マガポケ」という講談社が運営するアプリで無料で読むことが出来ます。
ただラノベの方は、購入が必須です。試し読みは、無料ですが。全巻読みたい場合は、有料です。e-bookjapanなどの電子書籍サービスでクーポンを利用すれば、最安値2000円くらいで6巻まで揃います。
詳しくは、こちらになります。
→「ロシデレ」原作をお得に買う方法、漫画版を無料で読むには。
まとめ
ロシデレのなろう系、ラノベ、漫画版の違いについて説明していきました。ラノベの押絵や表現も素敵ですが。漫画版には、キリル文字があり、ロシア要素がしっかりしています。
またなろう系の作品は、ロシデレのあらすじ、ネタバレ感があります。
まぁロシデレが好きなら、全部読んでみても良いと思います!
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